浦沢直樹展覧会「描いて描いて描きまくる」

yuichiojisan2016-03-16

浦沢直樹の展覧会に行ったときのことちゃんと記してなかったので忘れないうちに記しておこう。といってももう行ってから2週間以上経ってしまったが・・・

出かける当日にちょっと寝坊してしまい、地元から高速バスと電車を乗り継いで京王線芦花公園駅で降りて夕方くらいにやっと会場の世田谷文学館にたどりつけた。
マスターキートンキートンの絵がでかでかと壁に展示されててコミックス全巻そろえて自分のバイブルだとまで思っている思い入れの強い作品だからキートンの絵を食い入るように観てしまった。あとマスターキートンリマスターのマルタ島のエピソードの原稿が拡大されて展示されてた。あとMONSTERのクライマックスシーンの原稿もあったがMONSTERはちゃんと読んでなかったのを後悔・・・ちゃんと読み込んでれば原稿読んだときの思い入れももっと違ってただろう・・・全く読んだことないテニス漫画のHAPPYも絵の迫力で引き込まれてしまった。鉄腕アトムをリメイクしたPLUTOの原稿にも。



浦沢直樹の小学生のころの絵や中高時代に描いた漫画も展示されてた。
浦沢直樹が描いた忌野清志郎の絵もあった。
あと意外なところではアイドルユニットの腐男塾のCDジャケットの絵も。あとギターメーカーのESPと作ったともだちギターが展示されてた。
さらには浦沢直樹が影響を受けたと様々なところで公言してるボブディランの絵やジョン・レノンのジャケットをモチーフにした絵とか、女性のちょっとエロい絵もあったw
初期の踊る警官という作品の原稿もあって初めて見た。絵柄が今とはちょっと違う感じだった。YAWARAも連載初期のころだと絵柄が定まってなくて猪熊柔もちょっと絵が違う感じだったが。
初期にはカバなど動物を擬人化したような絵も描いてたの知らなかった。ビリーバットではコウモリがしゃべってるがその片鱗が見えたような感じ。


客層は20〜30代がメインだろうと思ってたら予想外に40〜50代と思われる人も多かったのが意外だった。正直あそこまでファン層が幅広いとは思わなかった。
なんだか浦沢直樹の原稿を見たあとだと会場に来てたファンがそのまま漫画に出てくるんじゃないかというな錯覚を覚えそうになったがw
あと浦沢直樹の人生の年表が張り出されてた・・・もう浦沢直樹も50代なのでよく考えれば年表が出来るほど生きてるか・・・
漫画家デビューしたきっかけが就活のついでに描いてた原稿を持ち込んだというエピソードにちょっと笑った。



売店でクリアファイルとビリーバット20世紀少年のポストカードを買った。個人的にはマスターキートンのポストカードがなかったのはちょっと残念だった。ビリーバットも最終章に突入するという告知があったし、これからはちゃんとリアルタイムで追っていきたい。